出遅れた婚活男だが話が進んで怖い

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いままでのあらすじ

両親からのプレッシャーをきっかけに出遅れた婚活を始めたのが>>1

何人かと会ったがその先に進むことは無く、それでも半分惰性で婚活を続ける日々

そんな時、30歳の美人系の「ジル」さんと会うことに
初回デートで女性側からホテルに誘われるというまさかの肉食系でした

会う前のやり取りでは読んだ本の話やそこから発展した映画の話などが中心で、文学少女の様相

写真も事前に見せてもらっていたが、細身のやや病弱にも見える美人系

メッセージのやり取りは返信も程よく早く、内容はノリが良く、サービス精神の豊かな人という印象

とはいえ、会う前まではこの程度ならノリの良い子は今までにもいた
どの子もちゃんと結婚まで考えているので、早めに可能性を除外するようなことはしてこない
最初からナシならメッセージも来ないし

ノリの良い子なら会うまでは拍子抜けするほどトントン表紙に進む
今回のジルさんもそんな感じではあった

俺の方も初回デート(実際にはただの顔合わせ)には慣れたものなので、映画＋食事の定番コースを提案
ジルさんもいくつかの候補の中から即選択して返信をくれた

お互い30過ぎだし、相手の出方を伺ってグズグズしたりしなかった
俺なんてほんとに後が無いのでこのペースはありがたい

実際に会ってみると、ほんとに細身の美人だった
写真はむしろ加工してなくて、ライティングが良くなかったのか実物は病弱にも見えなかった

婚活の初回デートなんて男がリードするものなので、悲しいことに慣れてる俺には恐れる要素もなかった

婚活を始めたきっかけは、アテにしていた実家の兄がいつまでも結婚しないので、家を出ている次男の俺に両親が期待し始めたため

老いた両親からのプレッシャーに負けて婚活を始めたテイではあるが、結婚そのものには興味があったし、続けるうちに婚活も楽しくなってきた
今となっては実家も兄も婚活を始めた言い訳に過ぎない

やるからにはちゃんとしたいので、プロフィールに載せる写真は写真館で撮り、写真用にスーツも新調
デート用にカジュアルな服も店員さんに見繕ってもらって新規購入
俺にはファッションセンスがないので全てプロ任せ

肝心の婚活サイトも、ちゃんと金をとって責任もとるようなサイトを選ぶ
プロフィールも細かく書いた
ただし年収だけは嘘と呼べない範囲で少なく書いた
大台に乗ると急に「客層」が変わると聞いていたため、そこだけビビってしまった

さてジルさんだが、わりとグイグイ引っ張るタイプで、俺が後からついて行く形になった
俺自身がそうなのだが本人の特性とは異なり、婚活の顔合わせを繰り返すことで培った慣れのようなものだと解釈

俺自身はかなり受け身な性格なので実はこのジルさんの行動には助けられた

待ち合わせ場所から映画館まで歩きながら会話
映画を見て食事へ
食べながら映画の感想を述べ合う

ここまではだいたいいつもの流れで進行

さてそろそろ解散、の時間となる
お断りも次の約束もサイトを通してするというルールになっている
無用なトラブルを避けるためだと思われる
なので、俺はお別れの挨拶をしようとしていた

ここでジルさんに、場所を変えて少し飲みませんか、と誘われる
俺があまりアルコールが強くないことは事前に伝えてあったので、誘われるとは思わなかった

それでも女性から誘われるのは悪い気はしないので、アルコールに弱いことを念押しつつ、一杯だけ付き合うことに
とはいえ当然だが飲める場所など知らないので移動先はジルさんにお任せ

俺の人生初となる、ホテルのバーに移動
飲んだのは本当に一杯だけなのだが、バーの雰囲気に飲まれて変に酔ってしまった
いつもなら弱い酒一杯なら顔が赤くなる程度なのだが

この間、ジルさんは何杯か飲んでいたと思う
結構酒に強い印象
飲めない俺よりは強いっていう程度なのかもしれないけど

1人でしゃべってるンゴw

続けてどうぞ

tウイルスとかゾンビとか出るならそのまま閉じるよ？

俺たちの闘いはこれからだ！～完～

つづき

ジルさんは終始陽気に飲んでいたが、酔った俺を見て
ホテルのうえに部屋が取ってあって、夜景が綺麗だから酔い醒ましに来ませんか？と言ってきた

この時点で怖くなってきたが酔っていたこともあり、部屋までついて行くことに

部屋は確かに夜景が綺麗でした
俺は座って入れてくれたオレンジジュースを飲みながら夜景を見たり話をしたり
ジルさんは窓際に立って喋ってた

都内に住んでるはずのジルさんがわざわざ都内のホテルの部屋を取るという所に、金銭感覚の違いから来る恐怖も感じつつ
終始ジルさんのペースで話が進み、俺は完全に後手に回っていた

デートの前にジルさんから、どんな服装で来て欲しいか、と聞かれていて
俺は女性のファッションは詳しくないのだが、何となくワンピースが好きと答えていた
その日のジルさんは白いワンピースだった

ジルさんは羽織っていたカーディガン(？)を脱いで窓の前に立ち、リクエストのあったワンピースですよ、いかがですか？と見せてきた
この時、そのワンピースがジルスチュアートというブランドのものだと聞かされた
なので彼女をジルと呼ぶことにしてます

窓から見える夜景とその前に立つジルさんとが幻想的な風景になっていて美しかったのだが、それを口に出せるほど女慣れはしていないためその時は、似合ってる、スタイルがいい、上品などのテンプレ解答をした

そんな回答でも喜んでくれるジルさん
そしてジルさんは、いつもは黒いだけど、今日はワンピースが白なので下着も白でなんです、と言ってきた

俺は女性からのブッコミに驚きつつも、大人の会話だなーとか、ファッション系の仕事の人はこういうものなのかなーなどと他人事のような反応をしていたと思う

はよせい
こちとらパンツ脱いで待っとるんじゃ

ここはお前の日記帳だ！

エロSSかな

最高やんけ

なんでいいところで止まってんだよ

つづき
ジルさんからの追撃
下着も見たいですか？
俺はフリーズ
他人事と思ってるからキョトンとしてた可能性もある

俺の訳の分からないキモい返答をYESと捉えたのか最初から行動が決まっていたのか
ワンピースを脱ぎ出すジルさん
俺はジルさんを直視していいのか見ない方がいいのかわからず目線が泳いでた

俺は目線が定まらず、窓からの夜景を見たり窓に写るジルさんの背中を見たり夜景に照らし出されるジルさんを見たり
ジルさんが夜に浮かぶような映像として捉えてた

もう10年若ければ、ヤレるぜラッキー！と思ったろうがそんな歳でもなく
ジルさんにいいようにリードされて服を脱がされた

そのままベッドに押し倒される俺
完全マグロ状態の俺を手と口で勃たせに来るジルさん

全裸になりベッドに上がってくるジルさん
服を脱ぐシーンがエロさのピークだったので全裸を見てもあまり興奮しなかったが、体はしっかり準備完了

俺の上に四つん這いで覆いかぶさり、顔を近づけて
いいですよね？と聞いてくるジルさん

断れる雰囲気でもなく空気に飲まれて頷く俺
ジルさんのあそこがびしょ濡れだったのは知覚できた
しかし俺は酒のせいか頭痛が酷く、それに耐えている間にコトは進む

ジルさんが何度か絶頂していたのはわかったけどそれ以外はあまり覚えていない
気づいたら朝だった

隣には全裸のジルさんが眠っていた
起こさないようにベッドを降りてシャワーを借りることに

シャワーを浴びていると全裸のジルさんも風呂場に入ってきた
前日は肩が触れたりするだけで、すいませんとか言い合ってたのに、この朝はスキンシップ多めでベタベタしてきた

湯船にお湯を溜めながら俺は座らされてジルさんに体を洗われた
一緒に歯を磨き、並んでお湯に浸かった

俺の使っている婚活サイトでは次の約束についての話をするのは禁止されてるのだが、ジルさんは俺の目を見ながら、次も会ってくれますか？と聞いてきた
口調は柔らかだけど断れる雰囲気では無い

次も会えるとなり、ジルさん大喜び
お風呂から出たら体を拭いてくれるジルさん
そして、もう一回したいですか？と聞いてきた

当然断れないのでしたいと答える
ただし何かあったら責任は取ろうと思っているので、昨夜はちゃんと避妊出来てたか聞いてみた

俺は自分ではゴムを付けなかったし、そもそも持ってなかった
するとジルちゃん、気遣ってくれて嬉しい、と斜め上の返答
避妊に関しては、私は大丈夫ですから気にしないで楽しんでください、ということだった
それ以上聞けなかった

頭の中には疑問符がいっぱいだが、体は正直なもので準備完了
またしてもマグロ状態でベッドに寝かされ、ジルさんが上
今度は部屋が明るいので、躍動するジルさんの体を下からぼんやり見ていた

現実味のなさのせいか恐怖のせいか、俺はフィニッシュまで行けず
結果長持ちしてしまいジルさん大喜び
ジルさんが十分に楽しんだあとで口でイカせてくれた
そのままニコニコしながら飲んでくれるジルさん

テクニック的には風俗嬢ほど上手くは無いけど、あの笑顔はプロには出せないだろうな、とちょっと感動

流石に空腹になり、チェックアウトして朝食を摂り、駅で解散

ここまでが初回デートの話

殺してくれ俺を
こんな羨ましい話があるのか

これは罠だな

やれやれ系みたいなスレタイ

逆レイプじゃん
1はどうしたいんよ

性欲強そうだなー
身体持たんぞ

ジルさんの印象書いてなかったっけ

スレンダーで長身
胸はあまり無い
線の細い美人系に見える
化粧が上手いのか、見た目ではまったく年齢がわからん
話の内容は落ち着いているので実年齢より上でもおかしくは無い
行動力には目を見張るものがある

学歴も収入も俺と同じ帯域の社会人
ただお金の使い方がスマートな感じはする

今まで思ったことは無かったが俺は恋愛ではかなり受け身らしく、ジルさんに引っ張られるのは戸惑いはしたけどそんなに嫌ではなかった

一回目のデートの後、あれは夢だったのかな？と思うこともあったが一応現実

ジルさんの正体がイマイチ掴めない

改造済みの元男？
ヤリマン？
托卵？
元AV女優？
元風俗嬢？
メンヘラ？

などといろいろ考えてしまった

オレも若い頃は風俗遊びはしていたので、感触で少しは分かるつもりなのだが
フェラがそこまで上手くないことと、こちらの心の機微を無視してくるなどからジルさんが風俗嬢だったとは思えない

従って元風俗嬢説は除外

ヤリマンは否定できないが単に盛り上がりすぎただけかもしれない

その他の可能性は次のデートで次々と否定されていった

つづき

２回目のデートは公園デートとなった

朝会って大きな自然公園に出かけて、ジルさんが作ってきた朝食を一緒に食べるプラン

その日のジルさんはまたしてもワンピース
こんどは茶系
日除けのためにつば広の帽子をかぶっていたが、清楚に見えてお嬢様のようだった

俺の方は服屋の店員さんにおまかせで選んでもらった、35のオッサンが休日の公園で着ていても違和感のない服装
スーツの方が考えなくていいので楽だったな

天気も良く、公園で散歩するだけでも楽しめた
サンドイッチを二人で食べておしゃべり
映画の話、本の話、それから仕事の話を少し

結婚相手を探しているわけだから、趣味や話が合うのはありがたいが、相手の生活や仕事についても知りたかったのでここは頑張った

ファッション関係の仕事ということは知っていたが、俺の知らない業種の話なので聞くだけでも楽しめた

公園に2時間ほどいたと思うが、歩きながらジルさん
お昼ご飯はウチで食べませんか？と聞いてきた
これは少し予想してた
しかし流石にドキドキした

公園から近いマンションに住んでました
公表してる年収からは考えられない物件
しかしここにあの経済感覚のヒントがあると思い飛び込んでみた

世帯向けマンションでかなりの広さがありました
どうやら本は両親と姉と4人で暮らしていたところらしい
家族は静かな土地に引っ越してジルさんだけが残ったらしい
住居費が不要なので使えるお金も多いのだろう、と納得

ジルさんの料理は中々のもので、事前に話していた俺の好みも考えてくれたものでした

結婚相手として考えた場合、俺は料理スキルは大事にしたいと思っていたのでこれは高ポイント

午後、当たり前のようにベッドに誘われる

前回のデートから、ジルさんは体を見せることに抵抗がない、それどころか見せつけたがると予想
それを利用して一計を案じる

ジルさんの裸をじっくり見せて欲しいとお願いしてみた
あとから考えると俺の変態性が露呈するだけだったかもしれないが、ジルさんは嬉しそうに了承してくれた

とはいえジルさんを見ている俺をジルさんに見られるのは恥ずかしいので、ジルさん自身には目隠しをしてもらった

交換条件として俺も全裸になることに

ジルさんは目隠ししたまま恥ずかしそうに、でも嬉しそうに服を脱ぎ、宣言通りの黒い下着も見せてくれた
そして下着も脱ぎベッドに寝てもらう

俺はジルさんの高身長と胸の無さから、改造済みの元男、を疑っていた
そこで、改造痕を探せないものかと思い、裸を隅々まで見られる状況に持ち込んだ

胸はあまり無いのだが、膨らみ自体はある
なのでシリコンを入れるタイプではなく、女ホルで膨らませていると予想
だから胸には改造痕は無いと判断し、見るのは主に股間となる